イタリアのサッカーリーグ2部のセリエBが、2013−14年シーズンからサラリーキャップ制度を導入することを現地メディアが報じました。
それによると現在セリエBでは、4人に1人が基本給15万ユーロ(約2,000万円)以上という状況であり、今年の7月からセリエBに所属するチームが各選手と結べる契約は、基本給、出来型払いとも最大15万ユーロまでになる内容です。
サラリーキャップ制度によって最大で25%の人件費削減が可能になると見られていますが、このサラリーキャップ制度とはアメリカのプロスポーツでチームに所属するすべての選手の年俸総額を一定の上限金額を設け、年俸の高騰を抑え、チーム間の戦力の不均衡をなくすことを目的にNFL、MLB、NBA、NHLに内容に違いはあるもの4大リーグ全てにおいて導入されています。
ただし、アメリカのプロスポーツはチーム全体の総年俸に制限を加える方式を採用しており、セリエBは選手個人ごとに年棒に制限を加えることが大きく異なる点です。
さらにセリエBは21歳以上の選手の保有人数についても限定し、2013ー14年シーズンは最大22人まで保有可能とし、2014ー15年シーズンからは最大20人にするとのこと。
つまり、20歳以下の若い選手たちは年齢が上の選手に比べると低い年俸となるので、21歳以上選手の保有人数制限も人件費を削減するための1つの手段となるのです。
セリエBの年俸制限制度導入は、欧州経済危機の影響で財政が厳しいクラブの健全経営をうながせる為であるのは明確で、これはイタリアに限らず欧州全体共通する問題でもあります。
現状では、セリエBの上カテゴリーであるセリエAは選手の年棒制限は行うことは無いようですが、欧州サッカー連盟(UEFA)が導入した健全なクラブ経営を精査する『ファイナンシャルフェアプレー制度』で、財政危機に陥るクラブがセリエAでも出てくる事態になった場合には、セリエAもサラリーキャップ制度導入を検討する可能性が出るかもしれません。
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