昨年の11月24日から12月22日まで、東南アジアのサッカー王者を決める「AFFスズキカップ2012」がタイとマレーシアで開催されました。
スズキカップはグループステージを2グループ4チームに分け、上位2チームがホーム&アウェイの準決勝、決勝へと進みます。2012年大会はグループAが開催国のタイに、その他シード国となるベトナム、フィリピン、そして予選を勝ち上がったミャンマー。またグループBは前回優勝の地元マレーシアにインドネシア、シンガポール、予選を勝ち上がったラオスとなりました。
結果は、シンガポールがタイをトータル3-2のスコアで2012年のスズキカップを制しました。次回2014年大会はシンガポールとベトナムで共催されます。
この大会は、2008年大会からスズキがメインスポンサーを務めるまではTiger Cupと呼ばれ、東南アジアでよく飲まれているタイガービールがスポンサーを務めていました。
世界基準から見ると東南アジアサッカーのレベルは決して高くはなく、日本でもほとんど知られていないこの大会でスズキがメインスポンサーを務めていることに関して違和感を感じるかもしれません。
レポートでも東南アジアに関しては何度か報告してきましたが、サッカーは東南アジアでは絶大な人気を誇るスポーツであり、日本企業も多く進出している地域でもあります。
特に小さな車などが好まれる東南アジアでは、コンパクトカーやバイクをメインしているスズキにとって東南アジアサッカーの最大の祭典であるこの大会はマーケティングとしても意味のある大会なのでしょう。
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