2015-16シーズンも間もなく折り返しとなるプレミアリーグでは、前シーズン覇者のチェルシーの低迷をはじめ17節終了時点でレスター・シティが首位に立ち、今シーズン昇格したワトフォードの7位と予想を覆す展開が繰り広げられています。

そして、今シーズンこそ復活を期待されながらも17節終了時点でリーグ戦は5位と首位レスター・シティと差が開き、チャンピオンズリーグでもグループステージ敗退など苦戦が続くマンチェスター・ユナイテッドですが成績とは関係なく世界中で一番ファンが多いといわれるクラブといわれており、それほどのファンを集められる理由のひとつがSNSを駆使したマーケティングによるものでした。

 

■SNSによって証明された広告価値

マンチェスター・ユナイテッドは2015-16シーズンの開幕前に昨シーズンまで長らくユニフォームサプライヤーだった『ナイキ』から『アディダス』に変更し、8月1日に新ユニフォームを発表しました。

新ユニフォーム発表と同時にマンチェスター・ユナイテッドとアディダスはツイッターを利用して「#BeTheDifference」というハッシュタグを使用したキャンペーンを行ったのです。

スポーツマーケティングリサーチ会社『レピュコム』によると新ユニフォームキャンペーンは、開始からわずか3日でソーシャルメディア上での広告価値を2.3億円以上も生み出していることが調査によって明らかになりました。

同じアディダスをサプライヤーとするレアル・マドリーは6月から始動したキャンペーンで2.6億円の広告価値を生み出していますが、レアル・マドリーがソーシャル上でのファン数が1億2,300万人に対してマンチェスター・ユナイテッドは7,600万人と少ないにも関わらずにわずか3日でレアル・マドリーに迫ったことになるのです。

 

■マーケティングに欠かせない3つのSNS

また、レピュコムによるとマンチェスター・ユナイテッドは各SNSで新ユニフォームに関連した記事を3日間で38回アップしましたが、これはACミラン(16回)をはじめバイエルン・ミュンヘン(36回)、チェルシー(36回)そしてレアル・マドリー(28回)といった他のアディダスをサプライヤーとしているクラブを超える数だとしています。

そして最終的には今回のキャンペーンによってソーシャルメディアだけで生み出される広告価値は約7億円を超えると予想しました。

 

新ユニフォームキャンペーンだけに限らず、マンチェスター・ユナイテッドは以下の世界中で多くの利用者数を有する3つのSNSを効果的に使用しているのです。

 

・フェイスブック

1447034355981

・ツイッター

1448459433897

・インスタグラム

1447034355501

 

■先を見据えて導入したSNSマーケティング

そんなマンチェスター・ユナイテッドによるSNSマーケティングに関してデジタルマーケティング・マネジャーの山内 一樹氏が2014年12月に「マンチェスターユナイテッドから学ぶスポーツチームのデジタル戦略に大切な5つのこと」とするコラムを掲載し、マンチェスター・ユナイテッドのより戦略的なSNSマーケティングを紹介しています。

タイトルにある大切な5つのポイントとして「ローカライズ」「理解のし易さ」「ファン同士のプラットフォームとして」「信頼性」「計測」だとしています。

 

いずれもファンが知りたい情報やファン同士の交流など世界各国の言語ごとに対応することによってサッカークラブの中で、いち早くSNSマーケティングの重要性を見据えて導入したことが今日のファン数拡大に繋がったといえます。

これからSNSマーケティングはサッカークラブにとって必要不可欠なビジネス戦略となっていくでしょう。

 

 

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

No comments yet.

Comment feed

コメントする

Twitter(ツイッター)

メールマガジン

サッカービジネスおすすめ書籍