フットボール・マネーリーグ2015(2013-14シーズン)の検証5回目は20クラブのうち3クラブがランクインしたスペイン・リーガエスパニョーラです。
■5ランクアップしたアトレティコ・マドリー
※[]内は前年の順位および収入額、 レートは2015年・2月時点の1€=約135円で換算。内訳はチケット収入・テレビ放映権料・スポンサー料(広告など)の3部門。
1位レアル・マドリー 741億円 [1位/725億円] チケット収入154億円、放映権料275億円、スポンサー料312億円
4位FCバルセロナ 654億円 [2位/675億円] チケット収入159億円、放映権料245億円、スポンサー料250億円
15位アトレティコ・マドリー 229億円 [20位/168億円] チケット収入44億円、放映権料130億円、スポンサー料55億
■10年連続トップと無冠の影響によるランクダウン
今回の『フットボール・マネーリーグ2015』を含めて10年連続でトップになったのはレアル・マドリーでした。レアル・マドリーは3部門共に収入増となり2013-14シーズンのチャンピオンズリーグを制覇したことも好影響を与えたと思われます。
2014-15シーズンは無冠で終えましたが、その影響も無いほど安定した収入を得られていくことでトップの座は安泰でしょう。
そして、前回のフットボールマネーリーグ2014・リーガエスパニョーラで2013-14シーズンを無冠で終えたバルセロナと2冠を達成したバイエルン・ミュンヘンとの総収入差額が72億円余りの僅差だったことによって『フットボールマネーリーグ2015』では順位に変動が起きるかもしれませんと触れましたが、実際にバルセロナは前回の2位からマンチェスター・ユナイテッドとバイエルン・ミュンヘンに抜かれて4位という順位になりました。
しかし2014-15シーズンのチャンピオンズリーグを制覇したことによって次回は再びランクアップする可能性が濃厚です。
■予想されたランクアップ
前回20位のアトレティコ・マドリーについてもフットボールマネーリーグ2014・リーガエスパニョーラで2013-14シーズンをリーグ優勝およびチャンピオンズリーグ準優勝と好成績を残したことでフットボールマネーリーグ2015ではさらなるランクアップが予想されると記しましたが今回15位に躍進しました。
収入3部門の内訳を前回と比較すると、好成績の影響によって放映権料が大幅増になったことがランクアップの要因でした。
■『フットボール・マネーリーグ2016』の展望
これで「フットボール・マネーリーグ」の2015年版の検証を終えます。来年の『フットボール・マネーリーグ2016』では、今回の『フットボール・マネーリーグ2015』にランクインしたニューカッスル・ユナイテッドやエバートンのような「ノーマーク」とされるクラブのランクインがあるかもしれません。
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