クラブ収入ランク・フットボールマネーリーグ2015・リーグアン | サッカービジネス レポートファイル

フットボール・マネーリーグ2015(2013-14シーズン)の検証1回目は、今回も20クラブのうち1クラブがランクインしたフランス・リーグアンです。

 

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■収入でもリーグアンでは断トツ

※[]内は前年の順位および収入額、 レートは2015年・2月時点の1€=約135円で換算。内訳はチケット収入・テレビ放映権料・スポンサー料(広告など)の3部門。

5位パリ・サンジェルマン 640億円 [5位/558億円] チケット収入85億円、放映権料113億円、スポンサー料442億円

今回もリーグアンで唯一のトップ20入りしたパリ・サンジェルマンの収入3部門の内訳はスポンサー収入が442億円と前回よりもさらに増収となったことによりほぼ7割近くを占め、そして前回から10億円ほど減収となった放映権料と微増となったチケット収入を差し引いても増収したスポンサー収入によりリーグアンでは他クラブの追随を許さない状態を堅持しています。

 

■ファイナンシャルフェアプレー違反による処分

2013-14シーズンは、ナポリから獲得したエディンソン・カバーニがチームに適応したこともありリーグアン2連覇とチャンピオンズ・リーグで2大会連続のベスト8入りを果たした飛躍となるシーズンとなりました。

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しかし同シーズンより欧州サッカー連盟(UEFA)が施行したファイナンシャルフェアプレーに違反したことによって2014-15シーズンからチャンピオンズ・リーグの登録可能人数25名から21名への制限および6,000万ユーロ(当時・約82億円)の罰金を3年以内に支払うこと、そして6,000万ユーロの移籍金総額制限・年俸総額増加の禁止と厳しい処分を下されたシーズンでもありました。

 

■制限処分による次回ランキングへの影響

2014-15シーズンは移籍金総額制限処分の影響で総額制限6,000万ユーロの大半にあたる4950万ユーロ(当時・約69億円)でチェルシーからダビド・ルイスを獲得したのみの補強となり、序盤はパフォーマンスが上がらない状況を続きましたが最終的には3シーズン連続のリーグ制覇を成し遂げてます。

そして2014-15シーズンにあたる『フットボール・マネーリーグ2016』でもパリ・サンジェルマンは変わらずスポンサー収入への比重が多い傾向となりそうですが、その後に控えるチェルシーやアーセナルなど莫大な放映権料を得ているプレミアリーグのクラブがパリ・サンジェルマンの順位に影響を及ぼしていくのかが注目されます。

 

次回は、前回よりもさらに2クラブが加わり最多の8クラブがランク入りしたイングランド・プレミアリーグです。

 

 

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