プレミアリーグのマンチェスター・シティが2014年12月に新トレーニング施設『シティ・フットボール・アカデミー』(以下・CFA)を開設しました。

 

http://マンチェスターシティ.jp/News/Club-news/2014/December/City-Football-Academy-opens-announcement

 

■国と地元行政も期待するコミュニティ活性化

このCFAは、かつて化学工場だったとされる80エーカー(約32万平方メートル)の広大な土地に2億ポンド(約354憶円)をかけて建設されました。

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オープニングイベントに出席したイギリスのジョージ・オズボーン財務大臣は「私は若者の為にスポーツ施設の改善が必要だという信念を持っている。なので今日はシティ・フットボール・アカデミーのグランドオープンに携わる事ができて、とても喜んでいる」と述べ、そして「アブダビ・ユナイテッド・グループとマンチェスター市議会のパートナーシップは公共と民間パートナーシップの旗印であり、イングランドの北の地域での大きな投資であり、ビジネスに投資することで地元のコミュニティが活性化するとても大きなベンチマークである」とCFAが地域コミュニティの活性化へ繋がる期待を寄せます。

 

■16.5面のピッチをはじめとする魅力ある設備

CFAが有する施設には、選手がミーティングで使用する56の座席数を備えたTVホール、キングサイズのベッドとバスルームを備えた宿泊設備、アカデミーと女子チームが使用する7,000人収容のスタジアム、チームカラーである「水色」を施した人口芝ピッチなど各施設とも魅力的ですが、特に施設の規模を象徴する16.5面を有するピッチは名立たるトップクラブの施設を上回るピッチ数です。

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また、CFA内でトップチームが利用する施設には低酸素室、負傷者のためのハイドロセラピー・エリア、 選手の動きをモニターする水中カメラのついた水中ランニングマシンを完備し、他にもラウンジ、食堂、選手やコーチがトレーニングの様子を振り返ることが可能なTVルームも。

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さらに選手に対する税金・メンタルヘルス・飲酒・ドラッグ・ソーシャルメディアなどの問題についてアドバイスを行う部門も設置されているとされます。

 

■トレーニング複合施設からトレーニング複合商業施設への可能性

もうひとつの特徴としてCFAはホーム『エティハド・スタジアム』と橋でつながっていることでしょう。スタジアムとのアクセスが容易になることで試合時などにはスタジアムを訪れる観客やサポーターにCFAの魅力を伝えることにもなるのです。

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CFA建設計画の決定以降にシティ幹部らは、施設の一部を地元のコミュニティへの使用が可能なアイディアを得るために世界中の施設を巡ったされます。

現状でCFAはトレーニング・コンプレックス(トレーニング複合施設)としての運営方針となっているようですが、地元市民のコミュニティ使用が可能なCFAの規模およびエティハド・スタジアムとの好アクセスを活かすのであれば、将来的に飲食・物販・サービスなど「商業施設」の要素も有する『複合商業施設』になる可能性もあるでしょう。

複合商業施設化が実現すれば「シティ・ブランド」を有するテーマパークになるはずです。

 

 

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