10月24日に『ユヴェントス』は株主総会を開催し、そこで3億1,580万ユーロ(約475億9,100万円)というクラブとして記録的な売上高だったことを発表しました。

 

■セリエA3連覇と売上げ増は堅実かつ新たな試みによって達成

それによるとユヴェントスは、昨シーズンにセリエA3連覇を達成したことやイタリアで数少ないクラブ運営のスタジアムを所有したことで非常に高い集客率を上げて収入面にも大きなアドバンテージとなったことが売上げ増に繋がったとしています。

株主総会でユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長は以下のように述べました。

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「歴史上で1度だけ経験していたものを、我々は再び成し遂げた。5月に我々は3連覇を達成した。それは80年前に1930年代以来のものだ。ユヴェントスはイタリアサッカー界での記録を作った。

スポーツ面で言えば、勝利する能力があると証明されているアッレグリ監督のそばにパヴェル・ネドヴェド、ファビオ・パラティーチがおり、健全な基礎を持っている。さらに新しい挑戦に向かう準備が出来ており4連覇を勝ち取るために動いている選手たちを備えている。

ユヴェントスに関わる皆の働きは、今日の売上高に導いてくれた。テレビ放映権、そして試合ごとの収入などを総合し、我々の営業収入は2億8050万ユーロ(約406億6,725万円)となった。

選手の肖像権での収入を含んだ場合、それは歴史上初めて3億ユーロを超える。正確には3億1,580万ユーロだ。ほとんどの者が信じなかったものが可能だった」

 

■保有選手の育成を目的にしたクラブ買収

株主総会が開催される前にユヴェントスがポルトガル1部リーグ(プリメイラ・リーガ)の『ベレネンセス』の買収に動いていることが明るみに出ました。

これを報じたイタリア紙『トゥット・スポルト』によるとリスボンをホームタウンにするベレネンセスの株式の51%保有のために動いており将来的には100%保有を目指しているとされ、別のクラブを所有することで保有する選手を適した環境で育成できるなどのメリットが得られるとしています。

こうして順調な売上げ高を記録したユヴェントスですが、一方でアニェッリ会長は「イタリアサッカーの状況を見ると欧州全体から衰退していることを認識するべきだ。」と イタリアサッカーの将来を見据えた場合の現状を危惧していることも述べています。

 

■イタリアサッカーの将来のために挑む「新たな名門クラブ像」

アニェッリ会長のコメントを読み解いていくと、まず2011年に開場した『ユヴェントス・スタジアム』はクラブが所有するサッカー専用スタジアムとして注目を集めることになり、これまでイタリアでクラブ所有のスタジアムが存在していなかったことでイタリアサッカーにとっては大きな転機となったことは間違いありません。

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また、3連覇を成し遂げたシーズンを振りかえても高額な移籍金を支払うような補強を行わずに結果を残したことや保有選手の育成目的のベレネンセス買収などの動きを見ていると「新たな名門クラブ像」を構築しようとしているのでは?と読み取れます。

これれまでに欧州サッカーで行われてきた高額移籍金の選手獲得の乱立も『ファイナンシャル・フェアプレー』が制定された現在では不用意な支出も出来なくなった今こそ「ユヴェントスの新たな名門クラブ像」がイタリアサッカーの将来を左右していると言っても過言ではないでしょう。

 

 

 

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