2013年度Jリーグクラブ経営情報開示・J2 | サッカービジネス レポートファイル

2015シーズンもJ1・J2の40クラブに対してクラブライセンスが交付されることが確実となり、7月に発表された2013年度の個別経営情報からJ2クラブの検証です。

 

http://www.j-league.or.jp/aboutj/document/pdf/club-h25kaiji.pdf

 

■J2は赤字7クラブ、債務超過8クラブ

J2の開示概要は、1クラブ当たりの平均営業収入 は10億9,000万円(前年比116.4%)で、広告料収入(1クラブ当たり)・5億3,300万円(同118.1%)、入場料収入(1クラブ当たり)・1億7,900万円(同116.2%)となりました。

jleague

損益総括では、22クラブ中7クラブ(栃木SC、ザスパクサツ群馬、東京ヴェルディ、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、アビスパ福岡、V・ファーレン長崎)が赤字を計上し、貸借対照表では札幌、栃木、群馬、岐阜、神戸、福岡、北九州、熊本の8クラブが債務超過となりました。

 

■赤字および債務超過を計上したのは4クラブ

この中で特に注視されるのが赤字および債務超過を計上した栃木、群馬、神戸、福岡の4クラブですが、そのうち栃木と群馬に関しては2014年のうちには単年度黒字計上および債務超過も解消される見通しとなります。

また、神戸は親会社『楽天』による2007年のJ1昇格時と同様な処理が行われることで赤字および債務超過を解消することになるとJリーグも明らかにしています。

その中で最大の懸念要素とされたのが、2013年に経営危機が表面化した福岡です。

 

 

■最もライセンス剥奪が危惧された福岡

福岡は2014年度末までに財務改善が見られなければクラブライセンスの剥奪が確実となることで最も不安視されていたクラブであり、クラブ経営情報が開示された7月時点では2014年度内に黒字にはなる見込みでも、債務超過の解消が難しい状況でした。

しかし、8月に福岡市に拠点を置くシステム設計開発『システムソフト』からの約1億円の出資による増資でライセンス剥奪を回避できる見通しとなりました。

 

J2全体では、全体的に収益を上がった要因として2013年シーズンに降格したガンバ大阪のアウェイ戦は、いずれも過去最高の観客動員数を樹立した「ガンバ特需」によってもたらされましたが、2014シーズンではどのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。

 

 

 

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