このほど ドイツのスポーツ用品メーカー『アディダス』が、2014年のサッカー関連商品の売上高が目標の20億ユーロ(約2,780億円)に達すると発表しました。

 

■サッカー関連商品の売上高でナイキを上回る

アディダスのヘルベルト・ハイナー最高経営責任者(以下・CEO)は、ブラジルW杯でアディダス製シューズを使用するロビン・ファン・ペルシーやアリエン・ロッベンそしてドイツ代表のトーマス・ミュラーの活躍に関して「当社のブランドは今大会で最も多くの得点を挙げている」と評価し、また代表チームに関してはスペインの敗退はあったがドイツ・コロンビア・メキシコ・アルゼンチンなどの決勝トーナメント進出に満足していると述べました。

brazuca

ハイナーCEOによれば、アディダスはW杯が始まった時点でW杯ジャージの80~90%程度を販売済みであり、公式球『ブラズーカ』のレプリカ販売個数は1,400万個を超え2010年南アフリカ大会時の生産を100万個上回る見通しとしています。 これまでのところアディダスは、お膝元の欧州でライバルであるアメリカの『ナイキ』にシェアを奪われており圧倒的優位を誇るサッカーでも追撃を受けていましたが、サッカー関連商品でナイキが推計した売上高の20億ドル(約2,020億円)を上回る見込みであるとしました。

 

■2014年のサッカーマーケットは125億ユーロ

そして2014年のサッカーマーケットに関し、アメリカに本社を置き世界各国の様々な消費者パネル調査や小売店パネル調査を実施するマーケティングリサーチ会社『NPDグループ』が2014年における世界サッカー市場での売上げの見通しを発表しています(NPDグループが発表した売上げにするデータは下記サイトより引用)。

http://jp.fashionmag.com/news/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E5%B8%82%E5%A0%B4-2014%E5%B9%B4%E3%81%AF125%E5%84%84%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%81%AB%E4%B8%8A%E3%82%8B%E8%A6%8B%E9%80%9A%E3%81%97,407371.html#.U6-qVXmKDEa

 

NPDグループによると2014年の世界サッカー市場(シューズ、ユニフォームなどのサッカー用品関連)は、2013年に比べて8%増加の125億ユーロ(約1兆7,375億円)に達するとの見通しで、2006年以降よりサッカー用品市場は毎年平均4%成長しているとしています。

soccermarket

またNPDグループは、ワールドカップ効果による売上増加のうち40%はサッカー用品(ユニフォームやボール)の売上増によるもので、残り60%はスポーツブランド全般の売上増によるものであるとしており、サッカー関連商品の売上げが多い国のトップ10に はアメリカ・ブラジル・イギリス・ドイツ・フランス・メキシコ・イタリア・スペイン・中国・日本となっています。

 

■将来的に注目されるサッカーマーケットは?

欧州市場に限れば、W杯と欧州選手権の開催年での売上げは伸びていますが、欧州市場の飽和や世界的な人口高齢化により今後5年間は成長のペースが減速するとNPDグループは分析しています。

ブラジルW杯で売り上げを伸ばすアディダスとナイキ、サッカー用品ではそれに続く『プーマ』などは否応なしに欧州市場での「頭打ち」となっていく影響を受けることは避けらないでしょう。

こうした将来を見据えた世界のサッカー用品市場でメーカーが注目していくと思われるのが、サッカー人気が高く若年層の人口比率も高い東南アジア地域です。

個々の国ではそれほど大きな市場にはならなくても東南アジア地域全体としては魅力的な市場になっていくと思われます。これからサッカーマーケットの動向から東南アジア市場が注目されるかもしれません。

 

 

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