サッカーの仕事・サッカー雑誌、書籍編集者で触れたサッカー雑誌は、フリーライターのコラム掲載も多くあり、誌面を成り立たせるためには欠かせない存在です。

 

その中には海外に在住する日本人ライターによる現地の様子を交えたコラムも掲載されることもあり、報道だけでは伝わりにくい現地の状況なども把握することが出来るのがその魅力でしょう。

現在では海外在住の日本人ライターも数多く存在しますが、特に海外在住ライターで注目すべき2名のライターを取り上げます。まずは、アルゼンチン在住の日本人ライターである藤坂ガルシア千鶴氏です。

藤坂氏は、1989年3月からブエノスアイレス在住して現在もチヅル・デ・ガルシアの名前でスポーツ誌『Number』をはじめとするサッカー専門誌等にコラムを執筆中しており、著書にはディエゴ・マラドーナの自伝を翻訳した『マラドーナ自伝』(幻冬舎)や『マラドーナ新たなる闘い』(河出書房新社)などマラドーナに関連した著書やアルゼンチンサッカーの育成面を取り上げた『ストライカーのつくり方』(講談社現代新書)があります。

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もうひとりは、欧州では4大リーグやフランス、オランダなどの影に隠れ日本でもあまりメディアが取り上げることが少ない国であるポルトガルに在住する鰐部(わにべ)哲也氏です。

鰐部氏はポルトガル北部・ブラガ在住のサッカーライターで、2004年から2008年まで約4年間ポルトガルに滞在し、現地からポルトガルサッカー情報を発信してきました。

ポルトガルのサッカーはスーペルリーガと呼ばれるリーグをはじめ代表チームの実力もあり、選手ではクリスチャーノ・ロナウドや過去にルイス・フィーゴ、マヌエル・ルイ・コスタなどを輩出し、監督ではジョゼ・モウリーニョ、アンドレ・ヴィラス・ボアスなども輩出していることでもサッカー界に多大な影響を与えており、鰐部氏はポルトガルのスポーツジャーナリスト協会(CNID)唯一の日本人会員として、「国内三強」クラブ(FCポルト、ベンフィカ、スポルティング・リスボン)やブラガ、ポルトガル代表を中心に取材を重ねています。

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2008年から一時日本に帰国していましたが、2011年3月に再びポルトガルでサッカーライターとして活動中。著書に『ポルトガルサッカーの魔力』(白夜書房)

 

海外在住ライターとして活躍するにはライターとしての経験は必須であることと併せて、その国のサッカー界とのつながりをもつための人脈などを開拓しなけらばならず、ある意味で難易度の高いサッカーの仕事と言えます。

 

※参考文献『愛するサッカーを仕事にする本』(アスペクト)

 

 

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