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サッカー選手の移籍時期に必ずといっていいほど登場するのが移籍交渉を行うクラブに対し、年棒および移籍金が発生する場合には移籍金の交渉を契約する選手の代わりに行うのが『サッカー代理人』です。

 

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一般的にサッカーの代理人とはFIFA公認試験に合格した代理人であることから、FIFA公認代理人試験はFIFAの規約・移籍の規約・選手と代理人に対する規約のほか、認定自体も各国のサッカー協会がそれぞれの国で代行して開催しており、日本の場合には日本サッカー協会の規約などの知識も必要であり、それ以外にも日本の民法と商法の知識も求められます。

また、試験も15問をFIFAが5問を各国のサッカー協会が作成し14問正解すれば合格という試験ですが、すべて3択形式ではあるもの難問が多く日本では1度では受からないとされます。

ただ、FIFA公認を受けていない人が代理人を務めてはいけないという取り決めもないことから、いわゆる「非公認代理人」と呼ばれる代理人も数多く存在します。代理人の定義に関しても各サッカー協会や各クラブのルールに委ねれらている部分があり、契約交渉の場にFIFA公認代理人以外の代理人とは交渉できないという国やリーグもあれば、公認代理人でなくても「弁護士」であれば問題のない国やクラブもあるのです。

 

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しかしながら2011年頃から話題となっていることで、いずれFIFA公認代理人が廃止される可能性があります。廃止の理由として主にFIFA公認ライセンスを取るための試験で不正が行われたり、またFIFA公認代理人ということでそれぞれのFIFAの代理人の責任をFIFAが負えなくなったことだと言われています。

もし、公認代理人が廃止されることになるとマネージメントのノウハウを持つ芸能事務所もエージェントとして活動出来るようになり、これまで以上に様々な分野の人が参入できるようになることが予想され、選手にとっては選択肢が増えることになります。

そうなると選手と代理人間での契約は年間契約から成功報酬契約となり、最も重要となるのが選手にもリスクマネージメントをすることが求められることになるでしょう。

廃止された後には、ある意味で誰でも代理人になることは可能になるかもしれませんが、法的知識と併せて選手とクラブに対して自らを売り込む「営業力」がFIFA公認代理人以上に求められることは避けられません。

 

※参考文献『愛するサッカーを仕事にする本』(アスペクト)

 

 

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