自らの視点でサッカーの試合やクラブなどを取材する人物を俗に『サッカージャーナリスト』と呼びます。ジャーナリスト以外にも新聞社や雑誌社に所属せずに活動をする、一般的に『フリーランス』と呼ばれるサッカーライターもいます。
サッカージャーナリストの肩書きで活動する人物は多く存在しますが、恐らくサッカー業界でサッカージャーナリストとイメージされるのは小澤一郎氏ではないかと思います。
小澤氏は、サラリーマンを経てスペインで指導者を経験し、その様子をブログ取り上げ注目されたことを機に執筆活動を開始してサッカージャーナリストへの道を歩むことになります。
日本とスペインの両国で育成年代の指導経験を元に育成や戦術のテーマを得意としており、著書も『スペインサッカーの神髄』、『FCバルセロナ史上最強の理由』共著、『モウリーニョVSグアルディオラ』翻訳、『サッカー選手の正しい売り方』などスペインと関連した著書を執筆しています。
では、サッカージャーナリストとサッカーライターの違いは何なのか?という疑問があると思います。双方ともサッカーに関することであれば、試合やクラブのほかに一部ではカテゴリーなどに囚われずに取材を行う事もあり、新聞や雑誌に記事やコラムなどの原稿を投稿し、自身の取材を元にした著書を執筆することもことも同様です。
サッカーに限らずジャーナリストとライターの違いを示す明確な定義はありません。ただ、一説では双方の違いを広告タイアップ記事を書いているか?いないか?だとしています。
それは、ライターの場合は広告タイアップ記事も書くことがあり、ジャーナリストは広告タイアップ記事は書くことは無く、あくまでジャーナリストは自身の意見を書いて世に送り出すからとしています(この定義も賛否があるようで、明確な定義とはならないかもしれませんが)。
ただ、双方ともに共通する点は、各々が抱くサッカーに対する情熱を伝えていることではないのでしょうか。