サッカーの仕事・メディア | サッカービジネス レポートファイルのブログ記事

Jリーグ公式戦の映像制作や販売などを管理する『株式会社Jリーグメディアプロモーション』とともに運営する『データスタジアム株式会社』が試合時のデータ入力とテキスト作成のアルバイトスタッフを募集しています。

 

jleaguemedeia promotion

 

※以下は『データスタジアム株式会社』ホームページに公開されているアルバイトスタッフ募集の転載内容です。

 
■業務内容
(1)試合会場オペレーションスタッフ
Jリーグ等を対象とした、試合会場(スタジアム)への機材運搬設置、ならびに試合会場でのデータ入力

(2)試合入力スタッフ
Jリーグの試合を中心としたデータ入力業務
※選手のボールタッチ毎に、選手・位置・プレー内容をパソコンで入力
※入力データはJリーグ公認データ「StatsStadium」

(3)テキスト作成スタッフ
Jリーグの試合を中心としたテキスト作成業務
※試合のハイライトシーンのコメントや戦評、見どころなどの文章を作成

■勤務時間
(1)試合会場オペレーションスタッフ
主にJリーグ開催日
※勤務具体例
試合開始5時間前にスタジアムへ集合
機材を試合会場に設置後、試合中にデータ入力作業を行う
試合終了後1時間程度で機材撤収
※月単位のシフト制

(2)試合入力スタッフ
主にJリーグ(J1・J2)、日本代表戦などの開催日~開催翌々日までの期間 (期間中の勤務時間合計8時間~14時間程度)
※月単位のシフト制

(3)テキスト作成スタッフ
主にJリーグ開催日 (試合開始1時間前~試合終了後30分程度)
※月単位のシフト制

■勤務地
(1)試合会場オペレーションスタッフ
世田谷区三宿
東急田園都市線 「三軒茶屋駅」より 徒歩7分
もしくは、試合会場やその他指定場所への現地集合

(2)試合入力スタッフ、(3)テキスト作成スタッフ
世田谷区三宿
東急田園都市線 「三軒茶屋駅」より 徒歩7分

 

応募または詳細については、下記『データスタジアム株式会社』ホームページの「サッカー関連アルバイト 応募要項」まで。

http://www.datastadium.co.jp/employment/part-time.html

 

 

欧州サッカーのライブ観戦でお馴染みとなったCSのサッカー専門チャンネルのライブですが、このライブ中継をサッカーファンに向けてクオリティーの高い中継を届けているのが『データマン』です。

 

■サッカー中継には欠かせない存在の知られざる裏方業

そのデータマンに関してサッカー専門ウエブサイト『フットボールチャンネル』には、視聴者に存在を知られることはありませんがサッカー中継には欠かすことの出来ないその仕事の舞台裏を取り上げています。

http://www.footballchannel.jp/2014/04/16/post36294/

 

業務内容は、対戦する両クラブも選手・監督・スタジアムなどのデータや歴史についての情報を資料にまとめて実況アナウンサーと解説者のために詳細を収集します。以下はフットボールチャンネルに掲載された中継資料の詳細です。

・リーグの詳細(順位表、得点ランク、優勝や昇格・降格争いの行方)
・審判団(主審のプロフィール、裁いた試合数、警告提示数、退場者数)
・スタジアムの詳細(場所、歴史、大きさ、収容人数)
・当該チームの詳細(シーズンの結果、過去の成績、歴史など)
・監督の情報(生年月日などプロフィール、経歴、人物像、戦術的哲学)
・コーチやフロントの役職、顔写真
・現地報道の翻訳記事
・直近試合の詳細なスタッツ、試合後のコメント
・当該試合に向けた選手、監督のコメント
・試合前日会見の翻訳記事
・シーズン全試合のスタッツ、フォーメーション
・所属選手一覧(生年月日、身長・体重、利き足、ポジション、経歴、プレースタイルなど詳細なデータも)
・移籍情報
・負傷者情報

 

■情報収集に不可欠な「英語能力」

このような資料を揃えることによって該当チームの試合を観ていなくてもクラブ創設の歴史から最新の情報および戦術までを知ることが可能となります。

detamen

 

しかし資料作成のために必須とされるのが「英語能力」です。まず、データ資料作成にあたって『ウィキペディア』を利用することを禁止されています。その理由として豊富な情報があるもの不特定多数の人々が編集可能なウィキペディアでは信憑性に欠けるからです。

それによって全てオフィシャルの情報や現地メディアのニュースを収集することが必要となることで最低でも英語能力は必須とされるのです。

 

■サッカー中継のレベル向上は日本サッカーのレベル向上に

他にも代表戦の場合は、直前の選手入れ替えや突然の若手抜擢など不測の事態が多数発生することや時差の関係で日本時間では真夜中に発表されることもあるため締め切り前日は徹夜での作業を強いられることもあります。

こうしたことを踏まえても日本のサッカーサイト等では伝えられていない情報などをアナウンサーと解説者が中継で話題にすることで、視聴者が該当試合の裏話を知ることによって観戦をより一層楽しむことにもなり、データマンも大きな達成感を得られることになるのです。

データマンがサッカー中継を「より深く」「よりクオリティーの高い」ものにするためにデータを収集することによって中継のレベルが上がっていき、それによってサッカーファンの目も向上して結果的に日本サッカーの競技レベルの向上につながっていくはずです。

 

 

スポーツのイベントや試合運営などのスポーツプロモーションを行っているのが『広告代理店』です。

通常、広告代理店は広告主(広告を出したい会社。主に新聞・雑誌・ウェブ・TV・ラジオなどのメディア)と広告掲載主(広告を載せたい人、企業。いわゆるスポンサー)の仲介をしている会社であり、広告主・広告掲載主から広告の制作を請け負ったり、広告主から予め空き広告スペースを安く購入し仕切りをつけてスポンサーに販売したりして利益を得ています。

 

スポーツに限っては、本来の広告スペースの仲介業務よりもイベント・試合運営などのスポーツプロモーションを中心とする業務を行っていることが特徴です。

サッカーのプロモーションに限定すると、大手広告代理店といわれる『電通』と『博報堂』の2社が代表格になります。

 

haohodo

 「博報堂DYメディアパートナーズ」

dentsu

 「電通スポーツパートナーズ」

 

広告代理店でスポーツ業務に従事している人の多くは、大学や大学院でスポーツビジネスやスポーツマネジメントを専攻し、一度は他の業種で社会人経験を積んだのちに転職する方が多いのも特徴です。

特に転職からとなれば、学んだ知識と社会人経験がアピールポイントになり、サッカーを取り扱う部署を希望することも可能となります。

 

※参考文献『愛するサッカーを仕事にする本』(アスペクト)

 

 

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