Jリーグ | サッカービジネス レポートファイル - Part 4のブログ記事

11月27日のスポーツニッポン新聞社の公式サイト『スポニチアネックス』にJリーグと日本サッカー協会の公式映像を製作・管理する『Jリーグメディアプロモーション』が映像事業の大手『イマジカ・ロボットホールディングス』とパートナー契約を締結し、来年2月からサッカー映像のデジタルアーカイブ化(有形・無形の文化資源等をデジタル化して保存等を行うこと)に着手する計画であることが明らかになりました。

 

Jリーグでは1993年のJリーグ開幕戦から約1万試合に及ぶ全映像のデジタルアーカイブ化に着手することを決定し、既に日本初となる画期的な映像ビジネスが計画されているとのことです。

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これにより高画質、高品質なまま映像を後世に残すことが可能となり、社会共有の財産としての価値をサポーターに還元していく意向です。

 

そして、1993年開幕からの全試合の映像をデジタルアーカイブ化すること自体が日本スポーツ界初の試みであり、イマジカ・ロボットグループのの設備、ノウハウを駆使しながら「Jリーグ映像アーカイブセンター」を共同運営する予定。

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Jリーグ開幕元年からこれまでに行われた試合映像をデジタルアーカイブ化することに関しては、売り手であるJリーグには映像販売での収益および映像自体も資料などに使用することが可能となり、買い手であるファン・サポーターには思い出のある試合をパソコンかスマートフォンでいつでも楽しむことが可能となり、Jリーグの新たなコンテンツになるか動向が注目されそうです。

 

 

 

J1の浦和レッズが9月21日に行われたJリーグ・第26節ヴァンフォーレ甲府戦からホームの試合中にスタジアムに設置された「LED看板広告」の利便性を活かした企画を開始しました。

 

それは、浦和とパートナーシップ契約を結んでいる冠婚葬祭会社の『セレモニー』が9月19日に発表した「ゴール de セレモニー」と名付けられた企画となります。

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ホームゲームでゴール裏のLED広告に『セレモニー』が掲出された時に浦和がゴールを決めれば強化費30万円などが贈呈され、サポーターにはテディベアを抽選で10人に、それから埼玉県内の福祉施設に1ゴールにつき、車いす1台を寄贈されます。

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Jリーグでは初めての企画で、浦和の広報担当によると残りのリーグ戦を盛り上げるためとコメントし、微妙なタイミングのゴールについても前向きに検討していくとのことです。

 

従来の「アド・ボード」型の看板広告と比較してLED広告のメリットは、ピッチ全体にスポンサー名や特色をPRする動画などを表示することが可能で、名前が表示されるだけで位置も固定されている看板広告と比べるとLED広告の方が、観客やデレビで視聴するファンの目に留まるのは明白です。

しかし、日本でLED広告を設置しているスタジアムは少なく企画を実行出来るスタジアムは限定され、構造によってはLED広告の設置が難しいスタジアムもあります。

それらの課題がクリアされLED広告の設置率が増えれば『セレモニー』のような企画などが可能となり、LED広告の付加価値も高まると思います。

 

 

Jリーグが7月に開示した2012年度の個別経営情報よりJ2クラブを検証します。

http://www.j-league.or.jp/release/000/00005206.html

 

J2の開示概要は1クラブ当たりの平均営業収入・9億3,600万円(前年比▲8%)、広告料収入(1クラブ当たり)・4億5,100万円(同▲7%)、入場料収入(1クラブ当たり)・1億5,400万円(同▲7%)、Jリーグ配分金(1クラブ当たり)・9,400万円(同▲4%)ckbs65

損益総括では20クラブ中7クラブが赤字を計上し、貸借対照表では20クラブ中6クラブが債務超過となりました。

 

まず、7クラブの赤字に関しては栃木SC・アビスパ福岡のみが1億円以上の損失を計上したもの他5クラブの赤字額が少なめだったのは、「クラブライセンス制度」を意識した結果を表しています。

債務超過となったクラブのなかで、負債額を前年度の9億円から5億8,700万円まで減らした大分、地元行政・法人などに出資要請を行い1億9,200万円の負債解消を目指すFC岐阜、2011年度に続いて債務超過となったザスパクサツ群馬など、連続して債務超過を解消しきれないクラブには2013および2014シーズンは難しい選択を迫られることになりそうです。

 

J2の2012年度開示概要は、いずれも前年と比較して全ての項目で減収を計上しましたが、2013年シーズンではJ2に降格したガンバ大阪との対戦カードは、いずれの対戦クラブのホーム試合で過去最高となる入場者数を記録しており「ガンバ特需」の恩恵を受けたことにより2013年度のクラブ経営情報は全ての項目が増収に転ずる可能性があります。

 

 

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