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フットボール・マネーリーグ2017(2015-16シーズン)の検証2回目は20クラブの中7クラブがランク入りしたイングランド・プレミアリーグです。

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■前回より1クラブ減も変わらずの最多ランクインクラブ数

※[]内は前年の順位および当時の金額。 レートは2017年・1月時点の平均1€=約122円で換算で換算。内訳はチケット収入・テレビ放映権料・スポンサー料(広告など)の3部門。

 

1位マンチェスター・ユナイテッド 840億円 [3位/675億円] チケット収入168億円、放映権料229億円、スポンサー料443億円

5位マンチェスター・シティ 640億円 [6位/602億円] チケット収入86億円、放映権料263億円、スポンサー料291億円

7位アーセナル 571億円 [7位/566億円] チケット収入163億円、放映権料234億円、スポンサー料174億円

8位チェルシー 546億円 [8位/546億円] チケット収入115億円、放映権料233億円、スポンサー料198億円

9位リヴァプール 492億円 [9位/509億円] チケット収入93億円、放映権料205億円、スポンサー料194億円

12位トッテナム・ホットスパー 341億円 [12位/335億円] チケット収入67億円、放映権料180億円、スポンサー料94億円

18位ウエストハム・ユナイテッド 234億円 [ 20位/209億円] チケット収入44億円、放映権料141億円、スポンサー料49億円

20位レスター・シティ(ENG):210億円 [ランク外/参考・178億円] チケット収入20億円、放映権料154億円、スポンサー料36億円

 

■フットボール・マネーリーグトップの要因はスポンサー収入

これまでフットボール・マネーリーグのトップに君臨していたレアル・マドリーを前回3位だったマンチェスター・ユナイテッドが退けてトップになったことがフットボール・マネーリーグ2017最大の変動でした。2015-16シーズンは久しぶりにチャンピオンズリーグ出場を果たしたことでチケット収入と放映権料が前回と比較して大幅増になったことに加えて、前回よりも約100億円ほど増収となったスポンサー料がフットボール・マネーリーグのトップとなった要因になりました。

他にランクインしたクラブを見ると6位マンチェスター・シティ、7位アーセナル、8位チェルシー、9位リヴァプール、12位トッテナム・ホットスパーまでは揃って前回と同じ順位でのランクインとなり、3部門の収入推移を見ても大きな変動が無かったことが結果的に前回と同順位に繋がったといえます。また前回20位にランクインしたしたウエストハム・ユナイテッドについて「次回のランキングでさらにランクアップするかもしれません」と触れたように旧UEFAカップから10シーズン振りとなるヨーロッパリーグ出場を果たしたことでの18位となりました。

 

■最大のサプライズとなったプレミアリーグ初優勝を果たしたレスターシティ

そして「最大のサプライズ」として大きな話題をさらい下馬評を大きく覆す2015-16シーズンのプレミアリーグ初優勝を果たしたレスター・シティが20位にランクインしました。

 

 

ランクイン入りした大きな要因としてはリーグ戦での快進撃によるチケット収入とスポンサー料の増収に加え、プレミアリーグ優勝を果たしたことでの分配金を含めた放映権料による収入増が大きいと思われます。しかしながら2016-17シーズンはチャンピオンズリーグ出場とベスト8入りによる収入増は見込めるものリーグ戦では不振を極める低迷が続いたことによって次回のフットボール・マネーリーグ2018にランクインするのかは不透明であるといえます。

 

次回はドイツ・ブンデスリーガです。

 

 

フットボール・マネーリーグ2016(2014-15シーズン)の検証2回目は20クラブの中9クラブがランク入りしたイングランド・プレミアリーグです。

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■前回よりさらに1クラブが加わり最多9クラブに

※[]内は前年の順位および当時の金額。 レートは2016年・1月時点の平均1€=約130円で換算。内訳はチケット収入・テレビ放映権料・スポンサー料(広告など)の3部門。

 

3位マンチェスター・ユナイテッド 675億円 [2位/699億円] チケット収入148億円、放映権料184億円、スポンサー料343億円

6位マンチェスター・シティ 602億円 [6位/559億円] チケット収入74億円、放映権料231億円、スポンサー料297億円

7位アーセナル 566億円 [8位/485億円] チケット収入172億円、放映権料218億円、スポンサー料176億円

8位チェルシー 546億円 [7位/523億円] チケット収入122億円、放映権料231億円、スポンサー料193億円

9位リヴァプール 509億円 [9位/413億円] チケット収入98億円、放映権料212億円、スポンサー料199億円

12位トッテナム・ホットスパー 335億円 [13位/291億円] チケット収入70億円、放映権料163億円、スポンサー料102億円

17位ニューカッスル・ユナイテッド 220億円 [19位/209億円] チケット収入45億円、放映権料131億円、スポンサー料44億円

18位エバートン 215億円 [20位/195億円] チケット収入32億円、放映権料148億円、スポンサー料35億円

20位ウエストハム・ユナイテッド 209億円 [ランク外/参考・188億円] チケット収入34億円、放映権料135億円、スポンサー料40億円

 

■最多ランクインも全体的に大きな変動は見られず

前回の2位から今回3位と1ランクダウンしたマンチェスター・ユナイテッドですが2013-14シーズンにリーグ優勝とチャンピオンズリーグ出場権を逃したことで2014-15シーズンは国内リーグおよびカップ戦のみとなったシーズンになりました。その影響にあったとみられるのがチケット収入と放映権料が減収になったもの前回に特に大幅増となったスポンサー料は今回もさらに増収となりブランド力の高さを示したものといえます。また同じマンチェスターをホームとするマンチェスター・シティは順位は前回と同じ6位となりチケット収入は若干ダウンしましたが放映権料とスポンサー料は増収に繋げました。

 

また、ランキングでも「ロンドンダービー」を繰り広げるチェルシーとアーセナルは前回の順位と入れ変わる順位となり順位変動の要因となったスポンサー料をアーセナルは増収したことでチェルシーを抜きましたが、それ以外の部門で大きな変動は両クラブともに無かったランキングとなりました。そして久々のチャンピオンズリーグ出場を果たしたリヴァプールは3部門ともに収入増となるも順位は前回と同じ9位に。

前回より、またひとつ順位を上げた12位のトッテナム・ホットスパーは目立った成績を残せなかったシーズンでしたがスポンサー料を大きく増収したことがランクアップに繋がったと思われます。さらに前回ランクインを果たしたニューカッスル・ユナイテッドとエバートンはともに2ランクアップを果たしたもの放映権料以外は大きな変動は見られず、2015-16シーズンのプレミアリーグで降格となったニューカッスル・ユナイテッドに関しては次回のランキングに影響を及ぼすことになる可能性があります。

 

■独自の運営展開を開始したウエストハム

そしてプレミアリーグの最多ランクイン数を伸ばす9クラブ目となった20位にランクインしたしたウエストハム・ユナイテッドをクローズアップします。

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今回のランキングでは放映権料以外には高収入額とは言えませんが2015-16シーズンのプレミアリーグは7位と躍進を果たしました。そして2016-17シーズンからはウェスト・ハムは本拠地を『アプトン・パーク』から2012年のロンドン五輪のメイン会場だった『オリンピックスタジアムに』移すことになりますが、2016年5月に来シーズンのシーズンチケットを販売した5,2000枚が完売したことが発表されたことで今後チケット収入が増収したいくことが予想されます。

またウェスト・ハムは同じく2016年5月にプレミアリーグのクラブとして史上初めて「プロゲーマー」と契約を結んだことを発表し、契約を結んだショーン・アレン氏はサッカーゲーム「FIFA」で知られる「eSPORTS」の選手で2016年FIFAインタラクティブワールドカップで準優勝という成績を収めており、今後は背番号50番のウェスト・ハムのユニフォームを着用して大会に挑むことになるとしています。

 

こうした話題性のある取り組みによってマーケティング面での増収に繋がる可能性を秘めていることでも次回のランキングでは、さらにランクアップするかもしれません。

 

次回はドイツ・ブンデスリーガです。

 

 

2015-16シーズンも間もなく折り返しとなるプレミアリーグでは、前シーズン覇者のチェルシーの低迷をはじめ17節終了時点でレスター・シティが首位に立ち、今シーズン昇格したワトフォードの7位と予想を覆す展開が繰り広げられています。

そして、今シーズンこそ復活を期待されながらも17節終了時点でリーグ戦は5位と首位レスター・シティと差が開き、チャンピオンズリーグでもグループステージ敗退など苦戦が続くマンチェスター・ユナイテッドですが成績とは関係なく世界中で一番ファンが多いといわれるクラブといわれており、それほどのファンを集められる理由のひとつがSNSを駆使したマーケティングによるものでした。

 

■SNSによって証明された広告価値

マンチェスター・ユナイテッドは2015-16シーズンの開幕前に昨シーズンまで長らくユニフォームサプライヤーだった『ナイキ』から『アディダス』に変更し、8月1日に新ユニフォームを発表しました。

新ユニフォーム発表と同時にマンチェスター・ユナイテッドとアディダスはツイッターを利用して「#BeTheDifference」というハッシュタグを使用したキャンペーンを行ったのです。

スポーツマーケティングリサーチ会社『レピュコム』によると新ユニフォームキャンペーンは、開始からわずか3日でソーシャルメディア上での広告価値を2.3億円以上も生み出していることが調査によって明らかになりました。

同じアディダスをサプライヤーとするレアル・マドリーは6月から始動したキャンペーンで2.6億円の広告価値を生み出していますが、レアル・マドリーがソーシャル上でのファン数が1億2,300万人に対してマンチェスター・ユナイテッドは7,600万人と少ないにも関わらずにわずか3日でレアル・マドリーに迫ったことになるのです。

 

■マーケティングに欠かせない3つのSNS

また、レピュコムによるとマンチェスター・ユナイテッドは各SNSで新ユニフォームに関連した記事を3日間で38回アップしましたが、これはACミラン(16回)をはじめバイエルン・ミュンヘン(36回)、チェルシー(36回)そしてレアル・マドリー(28回)といった他のアディダスをサプライヤーとしているクラブを超える数だとしています。

そして最終的には今回のキャンペーンによってソーシャルメディアだけで生み出される広告価値は約7億円を超えると予想しました。

 

新ユニフォームキャンペーンだけに限らず、マンチェスター・ユナイテッドは以下の世界中で多くの利用者数を有する3つのSNSを効果的に使用しているのです。

 

・フェイスブック

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・ツイッター

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・インスタグラム

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■先を見据えて導入したSNSマーケティング

そんなマンチェスター・ユナイテッドによるSNSマーケティングに関してデジタルマーケティング・マネジャーの山内 一樹氏が2014年12月に「マンチェスターユナイテッドから学ぶスポーツチームのデジタル戦略に大切な5つのこと」とするコラムを掲載し、マンチェスター・ユナイテッドのより戦略的なSNSマーケティングを紹介しています。

タイトルにある大切な5つのポイントとして「ローカライズ」「理解のし易さ」「ファン同士のプラットフォームとして」「信頼性」「計測」だとしています。

 

いずれもファンが知りたい情報やファン同士の交流など世界各国の言語ごとに対応することによってサッカークラブの中で、いち早くSNSマーケティングの重要性を見据えて導入したことが今日のファン数拡大に繋がったといえます。

これからSNSマーケティングはサッカークラブにとって必要不可欠なビジネス戦略となっていくでしょう。

 

 

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